とは言え、非常に困難な挑戦であるのは想像に難くない。レベル上げをせず、普通にクリアするだけでも難しいFE外伝。それをさらに最短で目指すとなれば、その難易度は計り知れない。
スタート前にざっと重要ポイントを挙げてみよう。まずはアルム側。
(1)ほとんどのユニットを仲間に出来ない。
(2)ほとんどのアイテムを入手出来ない。
(3)アルム以外のクラスチェンジが出来ない。
(4)聖なる井戸を使えない。
(1)については、洞窟内や砦内で仲間に加わる連中は、そもそも中に入らないのだから当然仲間に出来ない。結局仲間に加えられるユニットはアルムを筆頭に、「ルカ」「グレイ」「ロビン」「クリフ」といったラムの村の人々、そしてその他には「デューテ」と「マイセン」だけ。しかもマイセンはリゲル城到達後に仲間となるので、実質的には対象外となり、結局5人のみ。
(2)については、単純に宝箱からの入手機会がナイトキラーのみとなり、後は敵ユニットの所有アイテムを奪うしかない。「皮の盾」「鋼の弓」「天使の指輪」の3種となる。その天使の指輪も、第4章最終戦後の入手となるためやはり対象外。
デューテを仲間に加えれば祈りの指輪も手に入るが、デューテを仲間に加えること自体が至難の業。回復ユニットのいないアルム側の、唯一の自己回復手段だけに、何とか入手したい所だが・・・。
(3)については、一度もミラのしもべと接触する機会が無いため、強制イベントのアルムを除き、他のユニットは一切クラスチェンジが出来ない。つまり村人はそのままリゲル城を目指すことになる。基本3段階のクラスが設けられ、その都度パラメータの底上げが行われる外伝において、最下辺のクラスのままでいることは自殺行為に等しい。
(4)については、ドーピングによるパラメータ調整が出来ないため、ひたすら戦場でのレベルアップで帳尻を合わせて行くしかない。リセットの嵐の予感。
そうしてみると、セリカ側はまだ恵まれている。(1)と(2)は共通の悩みだが、セリカ側は参加ユニットのバランスが良く、回復ユニットも複数いる。アイテムもアルム側より「使える」物が手に入る。また、1回だけだがクラスチェンジも出来るし、「聖なる井戸」を使える機会も結構ある。
唯一アルム側より不利な点は、セリカ自身の成長率。アルムに比べ、「力」「守備」「HP」といった戦闘向きの主要パラメータが伸びづらい。それでも聖なる井戸を何度か使えるので、ある程度は調整がきく。
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