ジュダ
「ふふ、ソフィアの王女か。お前が来るのを待っていたぞ。」

 

 

 
セリカ
「あなたは誰!?」

 

 

 
ジュダ
「儂か。儂はドーマ様の第一の僕。」

 

 

 
ジュダ
「ドーマ教の祭司長ジュダと言う者よ。」

 

 

 
セリカ
「それならお願いです。」

 

 

 
セリカ
「ミラ様を解放して! 大地母神ミラを元に戻して下さい!!」

 

 

 
ジュダ
「ふふふ・・・。まあそう慌てるな。」

 

 

 
ジュダ
「儂の持つこの玉を見てみろ。どうじゃ、懐かしい姿が見えるじゃろう。」

 

 

 
ジュダ
「そうじゃよ、アルムだ。」

 

 

 
ジュダ
「奴のもがき苦しむ姿を、暫く眺めているのじゃな。」
 

 

 

 

 

 

 

 

 
ジュダ
「ふふふ・・・、セリカよ。」

 

 
ジュダ
「竜の山に閉じ込められたアルムを助けたかろう。」

 

 
ジュダ
「ならば儂の後に付いて来い。」

 

 
ジュダ
「お前達がその身をドーマ様に捧げるなら、アルムの道もまた開けようぞ。」
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ジュダ
「ふふふ、遂にやって来たな。」

 

 
ジュダ
「ここはドーマの祭壇。」

 

 
ジュダ
「ここに来たからにはもう生きては帰れぬ。」

 

 
ジュダ
「我らドーマ教は人の苦しみを最も尊ぶ。」

 

 
ジュダ
「だからすぐには殺さぬ。」

 

 
ジュダ
「ゆっくりと少しずつしみながら死んでゆくのじゃ。」

 

 
ジュダ
「お前達の苦しむ姿こそ、ドーマ様にとっては最上の御馳走なのだからな・・・・。」