アルム
「?・・・ 君は・・・。」
▼
アルム
「セ・・セリカ? セリカなの!」
▼
セリカ
「アルム・・。やっぱりアルムだったのね。」
▼
セリカ
「良かった。逢いたかった・・・。」
▼
セリカ
「私が村を出てから、もう随分も逢ってないもの・・。」
▼
アルム
「そうだよ。」
▼
アルム
「俺達小さい頃から兄妹みたいに育って、いつも二人で遊んでいたのに。セリカ、突然いなくなるんだもの。」
▼
アルム
「あの時は俺・・・、本気で爺ちゃんを恨んだよ。」
▼
セリカ
「私だって悲しかった。でも仕方なかったの。」
▼
セリカ
「お爺様は私に言ったわ。」
▼
セリカ
「このままラムの村にいたら、ドゼーが村を襲って来る。」
▼
セリカ
「そしたら私は捕まって殺されてしまうって・・・。」
▼
アルム
「何故? 何故ドゼーはセリカを殺そうとするんだ。」
▼
セリカ
「それは・・・。ごめんね。今は言いたくない。」
▼
セリカ
「それよりもアルム、お願いがあるの。」
▼
セリカ
「リゲル王国との戦争、何とか止められないの。」
▼
アルム
「それは無理だよ。」
▼
アルム
「リゲルのルドルフ皇帝は、ソフィアが内乱で弱っている隙を突いて侵略を始めたんだ。」
▼
アルム
「このままではソフィア王国は滅びてしまう。」
▼
セリカ
「でも、リゲルもソフィアも元は同じバレンシアの人間でしょ。」
▼
セリカ
「国なんか無くっても幸せに暮らせるはずだわ。」
▼
アルム
「駄目だよ。野蛮なリゲルの下ではソフィアの民は生きてゆけない。」
▼
アルム
「リゲルがドゼーに手を貸し、ソフィアの大地を侵す以上僕らは戦うしかないんだ。」
▼
セリカ
「そう、悲しいものね・・・。」
▼
セリカ
「私にはルドルフ皇帝が、みんなが言うほどそんなに悪人とは思えない。」
▼
セリカ
「話し合えばきっと分かるのに・・。」
▼
セリカ
「それともアルムはみんなから英雄に祭り上げられて、国王にでもなりたいの。」
▼
アルム
「そんな! 酷いよ、セリカ。僕にはそんな野心は無い。」
▼
アルム
「僕はただ、ソフィアの人達を守ってあげたいだけなんだ。」
▼
アルム
「それにソフィア王家には、一人だけ王女が生き残っているらしいから捜し出すつもりさ。」
▼
アルム
「その王女様が見付かれば、僕はいつだって村に帰るよ。」
▼
セリカ
「ソフィアに王女なんかいないわ。もう王家は滅びたのよ!」
▼
セリカ
「もういい。分かったわアルム。あなたはリゲルに行けばいい。」
▼
セリカ
「私は仲間達とミラ神殿に行きます。」
▼
アルム
「セリカ!?」
▼
セリカ
「さよなら、アルム・・・・。」
▼
>
はい
いいえ
第2章が終了しました。
記録しますか?
はい
>
いいえ
セーブが終了しました。
このままゲームを続けますか?
データが消える場合があるので
リセットスイッチを押しながら
電源を切って下さいね